マイフェイバリットパートの谷口です。

先日、お世話になっている方がサロンへ立ち寄ってくださいました。ご挨拶だけのつもりが、気づけば３時間、たっぷりお話をしておりました。その方は、おばあさん、お母様、そしてご自身と三代続く、メイク会社の方。まず驚いたのが、その会社様が70年続いていること。会社名は、おばあさんが独身時代で立ち上げた旧姓であること。そして70年も続きながら、今の時代にあわせて、新しい取り組みを行われている柔軟性があること。代々続く手法や教えも伝えながらも、新しいことにもチャレンジしていく、新しい考え方を取り入れていっていること、本当に素晴らしいなあと思いました。

ハッとさせられたのは、三代である、その方が言った言葉。
おばあさんが結婚式をした約70年前、母が結婚式をした時代、そして自分が結婚した約15年前、そして今の時代で、《実は結婚式の内容自体って、ほぼ変わっていないよね》という言葉でした。流れがある程度わかっていて、こう進んでいくというのがわかるんだよね。それを変えたいと思っているというお話でした。私も、必ずしも、こうでないといけない結婚式ではなく、カップルさまが本当に伝えたい気持ちを、本当に伝えたい人に伝える場、そして自分がやりたくないことをやるのでなく、自分がやりたいことをやる場、にしていただきたいと思っていたので、とてもうれしく思いました。もちろん、伝統のある式場もあるので、すべてでは難しいですが、発想があれば、そんな自分らしい結婚式をあげられる場も今ではあります。そうなんです、私たちもそんな結婚式や、一日を過ごしてほしいんです！と意見一致で、大盛り上がりでした！早くカップル様と相談したい！！を気持ちもふくらみました。

そして、もうひとつハッとさせられたのは、新人教育の話でした（しばらく、経験していないのですが笑）。新人を教える時に、新人も、教える人も、技術をとにかく教えることに・学ぶことにばかり一生懸命になる。もちろん技術も学ぶことは大事だけれど、もっと大事なことがある。お客様を気持ちよくさせることや、お客様におぼえていただくことなどなど、接客の部分が大事なのでということ。これは新人だけでなく、この仕事をしていく上では、ずっとずっと大切なことで、自分を振り返って、あらためて身が引き締まりました。

そして昨日、原宿で行われているLOUIS VUITTONのエキシビションにいってきたのですが、偶然にも、ここでも同じことを感じました。伝統を大事にしながら新しいことに取り組む。伝統的なものも守りながら、新しいものとの融合もする。面白がる。そしてひとつひとつ人間の手でつくる。お客様のオーダーにあわせてモノを作る。使い手のことを考えてモノづくり。カスタマイズ＝お客様の満足。職人の楽しさと満足。

話は、あちこち飛んでしまいましたが、刺激と引き締めを受けた、この数日でした！
とにかく、がんばります！

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