マイフェイバリットパートの谷口です。
昨日あるフォトグラファーさんから、ウェディングフォトコンテストに担当したカップル様の写真を出展したいとの相談がありました。出展する写真はフォトグラファーさん自身で選ぶけれど、谷口がいいと思う写真があったら教えてほしいとのことでした。出稿サイズはA3サイズ。
いつもなら、好きな写真・いいと思う写真はこれ!とすぐ決める私ですが、今回はフォトコンテスト。せっかくなら賞もとってほしいし、どういう視点がいい写真と評価されるのかなと、いう邪な考えが出てきてしまいます。テーマ? 視点? 技術?アングル? 加工技術 ? 構図?・・・いい写真って何で評価するのだろうと・・・迷宮入り。カップル様のその一枚について、説明文や推薦文を書かせてくれないかな・・・それを知ったうえで、見てほしい、評価してほしい。。。もはや、写真コンテストではない領域です(笑)もちろん無理ですよね。写真自体のコンテストだから、シンプルに「写真一枚」、での評価。あらためて写真の力ってすごいし、フォトグラファーってすごいなとあらためて実感しました。説明がなくても伝わる写真を撮って、感動させるのだから。感覚と欲望のままに撮るアイフォングラファーの私とは雲梯の違いです。でも推薦文ありのコンテスト見てみたいとも思ってみたり(笑)。結婚式のフォトコンテストなのだから、プランナーのコメントだったり、カップル様のコメントだったり、もちろんフォトグラファーさんのコメントだったり、それを総合して、賞を決めるフォトコンテストっていいですよね。でもどれも素敵なすぎて、賞はつけられないですよね。
『いい写真とは、どの写真か??』
私にとっていい写真は、ふたりらしさが出てるお写真。いつもと違う表情のお二人。とびきり輝いているふたり。
おふたりの関係が感じられる写真。見るだけでにやにやしてしまう写真。見ているだけで泣きたくなる写真。まったくカメラの存在を感じていない写真。自分にいるかのように錯覚する写真。完璧に計算された美しい写真。そしてその一枚から、言葉がいくつも浮かぶ写真。特別な写真ではないけれど、それをみるとどれだけのことを思い出すか、というのも自分の中のいい写真の定義のような気がします。
挙式本番の写真を重視される方が多く、アルバムへはリハーサルの写真をいれずに挙式本番だけの写真を使うことが多いのですが、今回のおふたりの写真をあらためて見返していて、気づいたことがあります。リハーサルの時のおふたりがとってもおふたりらしいいい表情だったのです。当日のお二人それぞれの気持ち、そしてお互いへの想いもつたわってくるような写真があって、ああいい写真だなあと思ったのです。今日のブログでは、リハーサルを含めて、私がいいと感じたお写真を紹介させていただきます!(絞るのが大変でした・・・これも実は前半部分だけなのですが、笑)
ブログを書いていて、私が好きなフォトグラファー、ソールライターさんの言葉をふと思い出しました。
「写真はしばしば重要な瞬間を切り取るものとして扱われたりするが、本当は終わることのない世界の小さな断片と思い出なのだ」
「写真を見る人への写真家からの贈り物は、日常で見逃されている美を時々提示することだ」
そしてもうひとつ。
やっぱり「結婚式」というは特別なものだということ。確認の時間。振り返る時間。スタートの時間。共有できる時間。誓う時間。結婚式を経験することで、考えること、意味や大切さがわかることがあるような気がしました。またマニュアルで進む結婚式でなく、お二人らしさを感じる結婚式、結婚式の写真もしっかり撮影したい、ということもあらためて感じた二日間でした。
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